秩父・木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。
春と言えばお花見。
プライベートお花見フィールドへ。
お花見で思い出す事があります。
20年以上前、私は某公園でお花見と称した飲み会を友人7~8人と開催しました。
サクラの木のもとでお酒を飲みながらくだらない話をしていました。すると悪友Aがトイレに行ってくると言い出しました。
悪友A:「少し寒くなってきたなあ。トイレに行ってくるわ。」
私:「結構飲んでるから気をつけてな。迷子になるなよ。」
悪友A:「大丈夫。大丈夫。すぐ戻るわ。」
と言ってトイレに行ったのですが、案の定なかなか戻ってきません。
最初は心配したのですが Aの事など忘れてどんちゃん騒ぎしていました。
すると、遠くの方から何やら人影が・・・。
最初2人で手を組んで歩いているカップルかと思ったのですが何やら様子が違いました。
手を組んで歩いているにしては2人の距離が近すぎる。
酔っ払いが介抱されているのかと思ったのですが、それとも少し違う。
その人影がどんどん近づいてきました。
するとそこには知っている顔が2人。うち1人はトイレに行った悪友Aでした。
悪友A:「お待たせ。遅くなってごめん。友達がさあ、一緒に飲みたいって言うから連れてきたよ。みんな知ってるでしょ こいつ 有名だもんな。少し大人しいけどよろしく!」
友人B:「少し大人しいって・・・。しゃべれないじゃん。お前、こいつ連れてきて大丈夫か?」
友人C:「俺、こいつ知ってる。阪神タイガースの4番でめっちゃ活躍しただろ。」
悪友A:「それは、バースだろ!」
友人C:「え!ちがうの?バースそっくりじゃん。」
友人D:「まー、いいや。人数多い方が楽しいじゃん。無口だけど体はデカいから存在感あるし・・・。一緒に飲もう。いや飲めないか。一緒に楽しもう!」
という事で新しい友達も参加することに。
近くにいる人達も その新しい友人をみながらなにやらヒソヒソ、クスクス。
やっぱり有名人。みんな知っているみたいでした。
私たちの輪の中には笑顔でたたずむ一人の大きなおじさん
カーネルサンダースが!
悪友Aは近くのケンタッキーフライドチキンの店の前から彼を誘拐してきてしまったみたいです。
そして、花見も終了の時間に近づき帰宅することに。
私:「カーネルどうする?」
友人B:「おい!A。 ちゃんともとの場所へ帰して来いよ。」
悪友A:「いやだよ。重いし疲れるし。飲みすぎた。」
友人C:「じゃー連れてくるな!こいつがいないとお店の売り上げ下がるぞ。」
悪友A:「わかったよ。カーネルに帰ってもらえばいいんだろ。」
友人C:「そうだけど。俺たち手伝わないからな。ちゃんとカーネルに帰ってもらえよ。」
悪友A:「わかった。わかった。」
そこから悪友Aのとった行動がスゴイ!
当時はまだ携帯電話がない時代。公園には公衆電話が設置されていました。
悪友Aは電話帳で何やら調べ始めました。
そして、10円を入れてどこかに電話をかけだしました。
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