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ぶどうは誰のもの?











秩父の工務店

秩父木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。










7年前ぶどうの木を植えました。








自然ともっと向き合う暮らしをしたい









季節の移り変わりを感じながら家族で過ごす時間を楽しみたい









といろいろ理由はありますが









一番の理由は 息子に自然の大切さや、食べ物がどのように育つのかを知ってほしかったんです。












数カ月前 はじめは緑の実がなりはじめました。




















「パパ!大変!ぶどうが!ぶどうがなってる!」と第一発見者は息子KSKでした。









それから毎朝、ぶどうのチェック。







「大きくなったよ。」




「色がすこしずつ変わってきた。」




「ずっと緑だからマスカットができるのかも...」







など 目をキラキラさせながら観察していました。








そして 立派なぶどうが実り始めると







鳥との闘いです










KSK:「パパ。せっかくできたぶどうを鳥に食べられたらどうしよう。」






私:「どうしようか? 解決策を考えてみれば?」





KSK:「このまえさあ。学校のタブレットで調べたんだ。そうしたら、網を張ればいいみたい。」






私:「じゃー。網買いに行くか?」






KSK:「ちょっと待って。そうしたら、ぶどうを食べに来た鳥はどうなるの?」






私:「網にからまって 動けなくなり 死んでしまうなあ。」






KSK:「そうかあ。そうしたら網はやめよう。」






私:「他の方法を考えようか。」






KSK:「う~ん。カカシはブルーベリーの時に失敗してるし... 袋をかけても失敗しそうだし...」







彼は 数秒考え 満面の笑顔で答えを言いました。








「そうだあ!ぶどうは鳥にあげよう。鳥に食べてもらえばいいんだ。鳥が喜ぶよ。」








全然解決策になっていない...







が その発想すばらしい。



ぶどうを育ててよかったなあ。




と感じさせてもらった答えでした。







共存。










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