キャッチボール大作戦

秩父の工務店

秩父木の家専門店　夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。

「JIROKEN隊長、準備完了です！」

「よし、息子よ。今日のミッションは『大阪で友達を作れ！』だ。」

そんなノリで始まった、大阪遠征。

我が家は、秩父から大阪へ、はるばるやって来ました。

目的地は、かねしろ匠舎の社長、通称“きんちゃん”の秘密基地、いや、ご自宅です。

大阪の空はまるで私たちの到来を歓迎するかのように、ピカピカの快晴。

息子KSKと、きんちゃんの息子Kたろーが出会う運命の日。

緊張感漂うその瞬間、「さあ、どうなる!?」と大人たちは固唾を飲んで見守ります。

ふたりは、お互いに気を使いつつ、静かにキャッチボールを始めました。

まるで、「これはただのボールじゃない。友情の火種だ！」と言わんばかりの真剣な表情。

最初はぎこちなかったボールのやり取りも、次第にリズムが生まれ、だんだんと加速していく…。

「うおっ、速っ！」

「ふふん、それくらい朝飯前さ！」

いつの間にか、ボールを投げるたびに二人の距離が縮まっていくのが分かります。

どうやら、彼らの間にはキャッチボール魔法がかかったようです。

キャッチボールって、ただのボールのやり取りじゃないんですよね。

実は友情を築くための、秘密の儀式みたいなものなんです。

KたろーとKSKも、すっかり打ち解けて、まるで幼なじみのような雰囲気に。ボールが行ったり来たりするたびに、笑い声がどんどん大きくなる。

そして、とうとう二人が叫びました。

「次はもっと速く投げるからな！覚悟しとけよ！」

「望むところだ！俺も本気出す！」

大人たちは、それを見て心の中で思います。

「やった…ミッションコンプリート！」

この日、我が家の息子は新しい友達を手に入れました。

彼らの友情は、きっとこのキャッチボールとともに永遠に続くでしょう。

そして、大阪の空の下で生まれたこの友情が、さらに強い絆へと育っていくことを、私は信じています。

帰り道、KSKがぽつりと「またKたろーと遊びたいな」と言ったのを聞いて、私は小さくガッツポーズ。ミッション成功を確信しました。