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ホットドックの思い出

執筆者の写真: JIROKENJIROKEN









秩父の工務店

秩父・木の家専門店 夫婦で営む JIROKEN工務店土屋賢次郎です。









先日、野球観戦で息子がホットドックを食べていました。









とても美味しそうな姿をみて、昔の出来事を思い出しました。









28年前 私はアメリカの長距離鉄道 アムトラックにのって旅をしました。









オレゴン州セーラム市からサンディエゴまでの旅路。








途中のサンフランシスコを過ぎたあたりだったと思います。








となりに なんだかオドオドしたメキシコ系の男性が座りました。








私は 車窓から外の景色を眺めながらホットドックを食べていました。








何もかも大きく見える アメリカの風景をみながら考え事をしていました。









すると何やら 隣からカサカサ紙がすれる音がしました。









なんと となりに座っていたメキシコ系の男性が 私がテーブルに置いていた もう一つのチーズ入りのホットドックを勝手に食べていました。









私は びっくりして 彼の顔を見ると とても嬉しそうな顔をしていました。










あまりに美味しそうに食べるので そのまま彼にプレゼントすることにしました。










食べ終わる前に 車掌さんが電車の切符をチェックしにきました。









隣の彼は 切符を探すふりをして失くしたようなジェスチャーをしました。









車掌さんは彼に 切符をみせろ!なければ降りろ!と何度も繰り返していたのですが、彼には英語が通じない様子でした。










困った車掌さんが私に話しかけました。











車掌さん:「こいつはお前の友人か?」




私:「ちがうよ。」





車掌さん:「お前の母国語で話してくれ。」





私:「俺は日本人だ。たぶん彼はメキシコ人。だから通じるわけないよ。」






車掌さん:「いいから 話しかけてみろ!」









私は日本語で話しかけました。









私:「こんにちは。ホットドックおいしいかい?」





彼:「....」









私の母国語では通じない事を車掌さんに伝えました。








すると 彼はどこかに連れていかれました。









そのとき、食べかけのホットドックを私に向けて片目をつむりました。







たぶん彼は「ありがとう」と伝えたかったのだと思います。








それから 彼はどうなったのかわかりません。








美味しそうにホットドックを食べる息子の笑顔をで思い出した思い出です。






 
 
 

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