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ホームステイと赤いスポーツカー

執筆者の写真: JIROKENJIROKEN








ちちぶ・手づくり木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。







7月13日から10日間、我が家では秩父市と姉妹都市であるアンチオック市(アメリカ)からの留学生アル君を受け入れることになりました。








ホームステイで思い出す事があります。29年前、私はオーストラリア ブリスベンに1カ月間ホームステイをしました。当時私は19歳でした。










 はじめての海外生活。










道端のカンガルー、家の中でも靴を脱がない生活などすべてが新鮮でした。











ある日、友人と海に遊びに行き、途中から一人でバスに乗って帰路につきました。











疲れていてバスで寝てしまい、目を覚ますと、見たことのない風景が…。











間違って行先の違うバスに乗ってしまったようでした。










そして、次のバス停で降りて引き返すことにしましたが、夜もおそくバスはありませんでした。











家もない車も走っていない草原のような場所で一人ぼっち。












しかも辺りは真っ暗でした。












きた道を歩いて戻ることしかできませんでした。












不安で、急ぎ足で歩いていると、遠くに人のような影が見えました。











「あー よかったあ。あの人に家まで送ってもらおう」と近づいていくと…










なぜかその人の目は光っているし、長い尻尾のようなものがついていました。












そこにいたのは人間サイズのカンガルーでした。












カンガルーは私が近づくと逃げていきました。












泣きそうになりながら1時間、2時間と歩くと、遠くの方にぼんやりと明かりが…。












走っていくと… そこにはガソリンスタンドが!










店員さんに道に迷った事とホストファミリーの電話番号を伝えると、電話をかけてくれました。










 待つこと約1時間。ホームステイ先のジミーが赤いスポーツカーで迎えに来てくれました。











ジミーは真っ赤な顔で怒って言いました。












「心配したぞ!何やってたんだ!オーストラリアは一歩街を出たら野生動物だらけだぞ!良かったなワニに食われなくて!ラッキーだったな。」











と思いっきり抱きしめてくれました。











私の頬はジミーの涙と自分の涙でびしょ濡れになりました。











私のために本気で心配してくれ、怒って、泣いてくれる家族がオーストラリアという遠くの地にできたことがとても嬉しく誇らしかったのを今でも覚えています。












今度は私たちがアル君と一緒に本気で泣いたり、笑ったする家族、彼がおじさんになっても思い出してもらえるような家族になろうと思います。













赤いスポーツカーはないけれど…





 
 
 

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