秩父の工務店
秩父・木の家専門店夫婦で営んでいるJIROKEN工務店の土屋賢次郎です。
今回は、夏休みに小学4年生の息子と行った甲子園球場での体験をお話しします。
甲子園に向かう新幹線の中、過去の名勝負、横浜高校VS PL学園高校の試合動画を観ながら息子は興奮していました。
「パパ、僕たちこれからここに行くんだね!」と…
これから始まる冒険にワクワクして笑顔がとまらない様子でした。
いよいよ甲子園に到着。
駅を降りると、目の前には蔦の絡まるあの有名な壁と「阪神甲子園球場」の文字が。
僕は「ここが、あのたくさんのドラマを生んだ甲子園か…」と感動して立ち止まって見上げていると、
息子は「パパ、大丈夫?目が赤いよ。早く中に入ろうよ!」と、既に次のステップへ…
球場に入った息子はすぐに真剣な表情にかわりました。
「この応援スゴイ!地震みたいに揺れてる!あれが外野手?遠すぎるよ、ホームランてすごいなあ。」と、圧倒された様子でした。
試合が進むにつれ、甲子園の熱気に飲み込まれていくのを感じました。
第一試合が終わり、ゲームセットの瞬間、
息子は負けたチームの三塁コーチを務めていた選手が膝から崩れ落ちて立ち上がれない姿をじっとみつめていました。
そして「どうしたの、あの人?暑すぎて倒れたの?」と聞いてきたので、
僕は「違うんだよ、これが高校野球なんだ」と説明しました。
「みんな小さい頃からここで野球をすることを夢見て目標にし、血のにじむような練習をしてきた。やっと実現した甲子園での試合。それが終わってしまったんだ」と話すと、
息子は静かに「ふーん」と考え込んでいました。
その後も、勝ったチームの喜びではなく、負けたチームの選手たちが涙を流しながら土をスパイクケースに詰める姿を見つめていた息子。
そして、ぽつりと「絶対ここに来る…ここで野球をやる!」と決意を口にしました。
そんな息子の姿に、僕も心が震えました。
今回の旅行は、息子にとってとても刺激的な経験になったと思います。
8年後、今度は息子が甲子園に僕を連れて行ってくれることを夢見ています。
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