伝統文化
- JIROKEN

- 7月23日
- 読了時間: 2分

秩父・木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。
秩父の夏を彩る川瀬祭り。
今年、息子は一生に一度しか乗ることのできない山車に乗せていただきました。
親として、その姿を見ることができたのは、本当に幸せな時間でした。
前日の夜、お風呂で息子が言いました。
「俺、シャンプー3回する。明日の朝もシャワー浴びる。明日は大事な日だから。」
私は思わず笑いながら聞きました。
「なんで?」
すると息子は、
「パパもこの前の冬祭りのとき、同じことやってたよ。」
そう答えました。
親の背中を、ちゃんと見ていたんだ。
教えたつもりはありませんでした。
正直、自分ではそんなことをしていたことさえ覚えていません。
でも、大切な日には身を清めて祭りに向かう。
そんな何気ない姿が、いつの間にか息子の中にも受け継がれていたのです。
そして迎えた本番。
沿道を埋め尽くす人々。
街中に響き渡る掛け声。
「ほーりゃい! ほーりゃい!」
屋台の上で太鼓に合わせ、体全体を使って声が枯れるまで叫ぶ息子。
「ほーりゃい! ほーりゃい!」
炎天下の暑さも忘れ、一生懸命に声を張り続ける姿に、胸が熱くなりました。
そして、その周りには、汗だくになりながら本気で祭りをつくり上げる大人たちがいます。
子どもは、大人の言葉よりも、その背中を見て育つ。
そんなことを改めて感じました。
祭りは、ただ楽しむイベントではありません。
地域の人たちが力を合わせ、先人から受け継いできた伝統を、次の世代へと手渡していく大切な時間です。
息子もきっと、
「こうやって祭りは受け継がれてきたんだ。」
そんなことを肌で感じてくれたのではないかと思います。
祭りで本気になる大人の姿は、学校では学べないことを教えてくれます。
責任感。
仲間を思う心。
礼儀。
地域への誇り。
そして、伝統を守り続ける覚悟。
これこそが、最高の教育なのではないでしょうか。
何十年と続いてきた川瀬祭り。
その歴史は、立派な山車だけで受け継がれてきたのではありません。
本気で祭りに向き合う大人たちがいて、その背中を見て育つ子どもたちがいる。
だからこそ、この祭りは今日まで受け継がれてきたのだと思います。
いつか息子も大人になり、今度は子どもたちに「ほーりゃい!」と声をかける側になる日が
来るのでしょう。
その日まで、この伝統が受け継がれていくことを願っています。
祭りに携わったすべての皆さん、本当にありがとうございました。



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