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執筆者の写真JIROKEN

空き家対策








秩父・木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。





来年のプロジェクト「街中から静かに花火と武甲山を眺める家」の模型が完成しました。





1年以上の打ち合わせを経て完成しました。例えばこんな事がありました...







お客様:「となりの家との距離が近いので、日当たりをよくするため2階にLDKを設けて...」




私:「なるほど。確かに2階の方が日当たりは良くなります。しかし、それは最終手段にしませんか?2階にLDKを配置すると、どうしても利便性が失われるので... 重いペットボトルを毎回2階まで運ばなくてはならなくなりますし、玄関先にお客さんや宅配業者さんなどが来ると2階からわざわざ降りてこなくてはならないし...。少しお日にちください。いろいろ考えてみます。」





お客様:「承知しました。時間には余裕があるので考えてください。楽しみにしてます。」








そして、数日後





私:「お待たせしました。さっそく図面で説明させていただきます。まずは建物の位置をここにし、建物の形をL型にすると南側の敷地スペースを確保でき日当たりもよくなります。そして、お祭りの花火や武甲山もここの大きい窓から見えます。外にはデッキを設けてビールでも飲みながら花火を見てください。そして、ここの吹き抜けがポイントです。ここに吹き抜けがあることで2階から太陽光が1階の中心部を明るくします。建物の中心部が暗くなりがちなので、この位置に吹き抜けを設けました。そして、吹き抜けを通して1階に居ながら2階に居る人の気配を感じる事ができます。家族がどこに居てもコミュニケーションがとれることを意識しました。そして、吹き抜けによって、建物全体の空気の流れもよくなりますし、音も上にぬけて反響しなくなります。実は音の反響って結構ストレスの原因になるんですよ....」





お客様:「へー!そんなにたくさんの事を考えて造るんですね。たしかにこれなら1階にLDKがあっても明るいですね。安易にネットの情報で計画を進めなくてよかった。」







その地域、その土地、そのお客様にあったプランニングをすること。


それが長く住み続ける事につながります。


それが空き家を減らすことに...










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