こんにちは!秩父木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店の土屋賢次郎です。
先日、お客様の土地に伺い、草刈りのお手伝いをさせていただく機会がありました。
普段は建築の現場で木と向き合うことが多い私ですが、この日は大地とじっくり向き合う一日。
草刈りと聞くと、ただ雑草を取り除く作業と思われがちですが、実はその奥には深い意味が隠されているのです。
土地には、その持ち主の夢や計画が宿っています。しかし、しばらく手をつけていない土地は、草や雑草がどんどん広がり、元々の地形や景観が隠れてしまいます。
まるで土地が眠っているような状態です。
この眠りを覚ますのが、草刈りというわけです。
草を刈り進めるたびに、地面が顔を出し、土地本来の姿が見えてきます。
「ここに家が建つんだな」と、未来が少しずつ形を持って見えてくる瞬間は心躍るものです。
実は、先日息子と一緒に姫路城で人力車に乗ったとき、ガイドさんから素敵なお話を聞いたんです。
彼は「人の仕事とは、ただの作業ではなく、その場に意味や価値を与えるものだ」と話してくれました。
草刈りもまさにそうで、ただ草を刈るのではなく、土地に新たな息吹を吹き込む重要な作業です。
草刈りを終えた後、私は土地を見渡しながら、ここにどんな家が建つのかを想像しました。
「ここに庭があって、あちらにデッキを作って…」
お客様の夢のマイホーム。
少しずつ具体的な形を帯びていく瞬間。
そんな瞬間に立ち会えるのは、本当に幸せなことです。
草刈りは単なる作業のように見えますが、実は家づくりの序章とも言えます。
土地が整うことで、その上に建つ家の輪郭が見えてくるのです。
そして、その家はお客様の未来の暮らしが広がる場所でもあります。
草を刈ったその土地に、新たな家が建ち、そこに笑顔が溢れる日を楽しみにしています。
それまでの過程もまた、家づくりの一部として大切にしていきたいと思います。
これからも、土地に新たな息吹を与え、夢の家づくりをお手伝いするために、一歩一歩前進していきます!
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