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  • 執筆者の写真JIROKEN

5歳児先生




先日、5歳の息子と近所のゴミ拾いをしていると道路わきに一体の狸の死骸が。


息子はそれを、じーっと見つめて動かなくなった。


私は、彼が何を言うのか待っていたが何も言わずに歩きだした。何事もなかったかのように。




そして数日たったある日、突然言い出した。



息子「あの動物なんで死んだだろう。」



私「動物?」



息子「あのゴミ拾いの時の。」



私「あー。あの狸ね。」



私「あの狸は、車にぶつかったのかなあ。」



息子「何で?」



私「普段は山にいて、たまに山から下りてきて、その時に車とぶつかったのかなあ。」



息子「何で?何で山から下りてきたの?」



私「多分、食べ物を探しに来たのかなあ。」



息子「何で山には食べ物が無いの?」



私「緑が少なくなって食べ物が減ってきてるのかなあ。」



息子「何で緑が減ってきてるの?」



私「人間が木を倒して家を造ったり、電気をつくる設備を設置したりしているからかな

あ。」



息子「パパも木を倒して家をつくってるの?」



私「・・・。」



私は強烈な一発を息子からあびせられた。



確かに家を建てるためには木を倒さなければならない。



いくら有効活用しているといっても、木を倒している事実は変わらない。



無駄に木を倒して行う乱開発とやっている事は同じ。50歩100歩だ。



今後の仕事の方向性を考えさせられた。





これからは何かを犠牲にするビジネスは持続しない。


全ての人、物、事、が幸せになるような仕事。そんな理想を追いかけよう。




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