ラ・コリーナをつくりたい
- JIROKEN

- 5 分前
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秩父・木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店 土屋賢次郎です。
夏休みも、いよいよ終盤。
昨日のブログで書いた、滋賀県の「ラ・コリーナ近江八幡」。
そこで何かを感じた息子が、ある日、私に相談してきました。
「ラ・コリーナ、つくりたい。」
おっ、いいね。
ということで、夏休みの自由研究として、建築模型をつくることにしました。
せっかくつくるなら、ただ建物を真似するだけでは面白くない。
まずは二人で図面を考えるところから始めました。
「リビングは、やっぱり日当たりがいいほうが気持ちいいよね。」
「寝室は、少し落ち着いた場所にしよう。」
「キッチンは使いやすくて、孤立しないほうがいいね。」
そんなことを話しながら、一緒に間取りを考えていきます。
普段、家をつくっている私にとっては当たり前のことでも、息子にとっては初めてのこと。
「家って、ただ部屋を並べればいいわけじゃないんだ。」
そんなことを少しずつ感じてくれたらいいなと思いました。
そして、
「せっかく自然の中に建てる家なんだから、ログハウスにしよう!」
ということになりました。
材料は……
割り箸。
割り箸を一本一本、のこぎりで切って、高さを合わせながら積み上げていきます。
これが、なかなか大変。
切って、合わせて、積んで。
また切って、合わせて、積んで。
かなり根気のいる作業です。
息子は、いつの間にか無言。
黙々と割り箸を切り、積み上げています。
そんな姿を見ながら、私はできるだけ口を出さないようにしました。
あるとき、
「これだと、屋根がかからないよ。」
と息子。
「そうだね。」
「じゃあ、どうする?」
私は答えを教えません。
一緒に考えます。
建築の知識を教えることも大切。
でも、それ以上に大切なのは、
自分で考えること。
「どうしたらいいんだろう?」
「こっちにしたらどうなる?」
「じゃあ、こうしてみよう。」
そうやって、失敗して、直して、また考える。
時間はかかります。
でも、それがいい。
むしろ、その時間が大切なんじゃないかなと思います。
自由研究や夏休みの宿題には、答えを出すことだけではなく、
「自分で考える」という経験に価値がある。
ラ・コリーナに行って、
「つくってみたい。」
と思った息子。
そこから図面を考えて、材料を選んで、切って、積んで、悩んで。
そして――
完成しました。
息子の「自然の家」。

ラ・コリーナを見て感じたことが、今度は自分の手で形になりました。
小さな割り箸の家だけれど、
その中には、
「どんな家にしたい?」
「どうしたら暮らしやすい?」
「どうしたら自然とつながれる?」
そんな息子なりの考えが、いっぱい詰まっています。
ラ・コリーナで何かを感じた息子。
そして、それを「つくる」というところまでやってみた夏休み。
いい宿題になったんじゃないかな。
そして父としては、
「考えること」と「つくること」は、やっぱり面白い。
そんなことを、少しでも伝えられた夏休みになりました。



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