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同道の割戸(どうどうのわりと)

  • 執筆者の写真: JIROKEN
    JIROKEN
  • 10月28日
  • 読了時間: 2分
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こんにちは。秩父・木の家専門店、夫婦で営むJIROKEN工務店の土屋賢次郎です。









先日、建築士仲間とともに新潟の佐渡島を訪れました。









目的は「同道の割戸(どうどうのわりと)」という場所。










江戸時代に金を採掘していた山が真っ二つに割れたような姿をしており、まるで大地が人の手によって裂かれたかのような迫力でした。











ガイドさんによると、この割戸は金を掘り続けた結果、山が崩れ落ちてできたものだそうです。










かつて金で栄えた町はいま観光地として賑わっています。









けれど、その割れた山を見上げながら、私はふと考えました。










――人の豊かさって、いったい何なんだろう。










その瞬間、秩父の「武甲山」が頭に浮かびました。









石灰を掘ることで町は潤い、たくさんの人の暮らしを支えてきた山。










けれどその代わりに、少しずつ姿を変えてきた山でもあります。









30数年前、小学生だった私は、夏休みの宿題で「緑の武甲山」を絵に描きました。










まさかその山の形が、こんなにも変わっていく時代を生きるとは思ってもいませんでした。










佐渡で見た割戸の山と、ふるさとの武甲山。












どちらも「人の暮らしを支えた山」であり、同時に「自然の痛みを抱えた山」でもあります。











金や石灰を掘って人の生活を豊かにしてきた。










けれど、私たちはその裏にある“自然の声”を、ちゃんと聞いているだろうか――。










建築という仕事もまた、自然の恵みのうえに成り立っています。










木を伐り、形を変え、家をつくる。










だからこそ、私たちは木を無駄にせず、森を守り、

次の世代へと緑をつなぐ家づくりを続けていきたいと思います。










「いつか、もう一度、緑の山に戻せる日が来るだろうか。」










そんな願いを胸に、今日も木と語らいながら、未来へつながる家をつくっています。











 
 
 

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