丁寧に凡事徹底
- JIROKEN

- 1月6日
- 読了時間: 2分

あけましておめでとうございます。
秩父・木の家専門店 JIROKEN工務店の土屋賢次郎です。
JIROKEN工務店は、今年で10周年を迎えます。
10年前、私は勤めていた会社を辞め、独立しました。
当時の私は、ずっと心のどこかに疑問を抱えながら仕事をしていました。
「目標 年間○○棟」
「売り上げ目標 ○○円」
数字や規模を追い、それを誇ることに、どうしても拭えない違和感があったのです。
そんな中で出会ったのが、近江商人の精神
「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」でした。
自分の利益だけでなく、お客様の幸せを考えること。誠実な商いを通じて地域に尽くし、長期的な信頼関係を築いていくこと。
そして、努力を惜しまない姿勢。その教えに触れたとき、私は自分自身に問い続けるようになりました。
「自分は、お客様に対して誠実な仕事ができているだろうか。」
「自分の仕事は、地域や誰かの役に立っているのだろうか。」
そんな中で、強く葛藤した出来事があります。
築100年以上の古民家を解体し、土地を分譲販売する仕事でした。
当時の養蚕農家の建物で、柱や梁は、今では手に入らないほど
太く、長く、力強いものでした。
「どうにか、この文化的価値のある建物を残せないだろうか。」
個人的に買い取ることも考えましたが、それは許されませんでした。
会社の利益のために、取り返しのつかないことをしてしまった。
その後悔は、今も私の心に残っています。
「もう二度と、こんな仕事はしたくない。してはいけない。」
そう誓いました。
けれど当時の、私の置かれていた環境では、それを選ぶことができませんでした。
このまま、この仕事を続けていていいのだろうか。
それは、決して“三方よし”の仕事とは思えなかったのです。
そして私は、退社し、起業することを決意しました。
最初の頃は、仕事もなく、本当に大変でした。
それでも――
これでやっと、人の役に立てる仕事ができる。
地域のためになる仕事ができる。
そして、息子や孫の代まで続く長期的な信頼関係を、お客様と築ける仕事ができる。
そう信じて、「めいっぱい努力して、前に進もう」そう決めた日のことを、今でもはっきり覚えています。
2026年。10年目のJIROKEN工務店の目標は、
「丁寧に、凡事徹底」
当たり前のことを、当たり前に、丁寧に。
それを一つひとつ積み重ねていく一年にしたいと思います。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



コメント