餅は餅屋

秩父・木の家専門店 夫婦で営むJIROKEN工務店土屋賢次郎です。
先日、キッチンリフォームのご相談をいただきました。
まずは夫婦二人でお客様のお話をじっくり聞き、どんな暮らしをしたいのか、どんなキッチンが似合うのかを考えます。
その後、妻と二人でキッチン選び。
ここからが、我が家らしい打ち合わせの始まりです。
妻:「○○さんは、こういうのが好きそうだなぁ。私もこれが好き。これにしよう!」
私:「このキッチン、かっこいいけど、収納が少ないんじゃない?」
妻:「でも、○○さんはシンプルな暮らしや、シンプルなものが好きそうだから。余計なものはいらないよ。これが絶対いい!」
……なるほど。
私はついつい収納力や機能性が気になってしまいますが、妻はお客様の好みや暮らし方を想像しながら考えているんですね。
そんなやり取りを経て、今回は妻が気に入ったキッチンを提案することにしました。
そして後日、お客様にご提案してみると……
「素敵なキッチンですね! とても気に入りました」
うれしいお返事をいただきました。
それから数か月。
打ち合わせを重ね、工事を進め、ようやくキッチンリフォームが完成しました。
お客様の好みにもぴったりで、見た目も暮らしやすさも、その方らしいキッチンになりました。
私たち夫婦にとっても、とても満足のいく、JIROKENらしい仕事になりました。
毎日使う人の声には、説得力がある。
今回、改めて感じたことがあります。
それは、キッチンのことは、毎日キッチンを使っている人に聞くのが一番! ということ。
もちろん、建築のプロとして、使い勝手や収納、設備の性能などを考えることは大切です。
でも、毎日の料理や片付けの中で何を感じ、どんな空間なら心地よく過ごせるのか。
それは、日々の暮らしの中にこそヒントがあります。
妻は、単に自分の好きなキッチンを選んだわけではありません。
「このお客様なら、きっとこんなキッチンが好きだろうな」
そうやって、お客様の暮らしを想像しながら選んでくれたのだと思います。
まさに、毎日キッチンに立つ人ならではの視点です。
餅は餅屋。
それぞれの得意分野を生かすことが、よりよい仕事につながるのですね。
JIROKEN工務店は、夫婦二人で営む小さな工務店です。
だからこそ、夫婦で意見を出し合い、それぞれの視点を大切にしながら、お客様に合ったご提案をしていきたいと思っています。
新しいキッチンで、毎日の料理が少し楽しくなる。
お気に入りの空間で過ごす時間が、ちょっと幸せになる。
そんな小さな幸せを、住まいづくりを通してお届けできたらうれしいです。
これからも、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添いながら、丁寧に仕事をしていきたいと思います。
家は、完成して終わりではなく、そこで始まる暮らしが大切だから。




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