この仕事で良かった日
- JIROKEN

- 8 時間前
- 読了時間: 2分

秩父・木の家専門店夫婦で営むJIROKEN工務店の土屋賢次郎です。
先日、「ああ、この仕事をやっていて良かったなあ」と思える、ありがたい出来事がありました。
3年ほど前に新築でお世話になったMさんから、メッセージが届きました。
「今度の日曜日、お家にいますか?お届けしたいものがあるのですが…」
何だろうと思いながら迎えた日曜日。
Mさんご夫妻が満面の笑顔で、「これ、どうぞ。10周年おめでとうございます。」そう言って手提げ袋を差し出してくださいました。
創業のことを覚えていてくださったこと。
そのお気持ちだけで、胸がいっぱいになるくらいうれしくて。
でも袋の中には、さらに手紙と箱が入っていました。
少し手が震えながら手紙を開くと、こう書かれていました。
「創業10周年お祝い申し上げます。我が家をつくる前からいろいろ相談にのっていただいたおかげで、素敵な家ができました。完成してからも温かく見守ってくださり、とても住みやすく安心して暮らせています。いつも迅速に対応していただき感謝しています。これからも“幸せな家”がたくさん生まれることを応援しています。」
読み終えたとき、これまでの時間が一気によみがえりました。
悩んだことも、うまくいかなかったことも、逃げたくなった日も。
それでも向き合ってきた日々が、この一通に詰まっている気がしました。
「ああ、これでよかったんだな」と、やっと少し思えました。
有名にならなくていい。派手じゃなくていい。
ちゃんと向き合って、ちゃんとつくる。その繰り返しでよかったんだと。
箱を開けると、クッキーが入っていました。
しかも一枚一枚に「JIROKEN 10周年」と書かれている。
ここまで想っていただけることに、胸が熱くなりました。
…これは、食べられません。もったいなくて。
仕事の正解なんて、たぶんどこにもなくて、こういう瞬間に、静かに置かれているんだと思います。
だからこれからも、大きなことはできなくても、目の前の一つひとつを大切に。
小さな喜びが、誰かの心に残るような仕事を続けていきたいと思います。



コメント